リアブレーキシュー交換覚書



** はじめに **

夜中にデジカメも持たず急遽行ったので作業中の写真がありません。
使ってる写真は翌日撮った写真を使った作業工程のメモです。
今回は作業のサポートをしていたので多少抜けがあったり実作業のニュアンスと違うかも知れません。

** 注意 **

リアタイヤを浮かせた不安定な状態で作業を行うので2人以上でやる事をお勧めします。
今回の作業では「アスクルシャフト」と「ドライブシャフト」が出てきます。
書く時に一応注意しましたが説明中「シャフト」としか書いてない時は作業の流れから予測して下さい。

ブレーキ関係のメンテは間違うと事故につながる作業です。
自信がない人はお店に行って作業してもらって下さい。

ちなみに用意したブレーキシューはVesrahのVB-146です。

フロントブレーキを握った位置でテープ等を使い
車体が前後に動かない様に固定します。
ブレームにジャッキ等を当て後輪を少し
浮かせた状態まで車体を水平に持ち上げます。

写真1,2,3の箇所にあるボルトを外し
ブレキーをフリーな状態にします。

に合わせマークがあるので外す前に確認しておくと
後が楽です。


4,6のボルトを外したら、のアスクルシャフトを抜いてやります。
力の掛かる作業なので補助の人が居たら車体を支えた方がいいと思います。

この段階で一見スイングアームとブレーキの間にあるカラーを取るとブレーキ本体が
外れそうな感じに見えますが、残念ながら取れませんでした。

ブレーキ本体を外すスペースを作る為に
シャフトドライブをユニットごと外します。

リアサスを片側だけ外す為にのボルトを外します。
8,9のボルトと反対側にあるもう2本のボルトを外し、
写真の向きで手前→右とユニットをずらすと
シャフトドライブ一式がごっそり外れます。

外した時にギアオイルが出てくるかと心配してましたが、
全く垂れず外す事が出来ました。

*シャフトドライブを外す時も補助が居た方が楽です。

ここまで来ると十分なスペースが出来るのでブレーキ本体は外れます。
シューの交換はgoogle等で検索すると沢山出てくるので省略します。

後は外した順番と逆の流れで所々清掃、グリスアップをしながら組んで行く訳ですが。
シャフトドライブをはめる時に苦戦する可能性があります。

スプラインがうまく入らず手間取る時はシャフトドライブのユニット側からアスクルシャフトを差して
後輪とドライブが連動するようにして、後輪を回しながらやると収まる所に持って行き易いです。

*リアサスもハメ難いのですがコイツは一番最後でいいと思います。
*ブレーキ本体はアスクルシャフトを本締めする前に組んだ方が良い結果になります。

後輪が組みあがったらブレーキの遊びを調整し、安全な所で試走して問題なければ交換完了となります。

探りながらやったので組み上げまで2時間超えの作業になってしまいましたが、
お店で交換してもらうと工賃はタイヤ交換賃と同額程度は必要になるので自力で交換しました。

- - - 2011/05/17 追記 - - -

交換から565km走りました。ツーリングの峠道でブレーキを酷使してます。
組み付け当初より調整ネジを8回転分締める方に回した程 ブレーキの遊びが変わってます。
それでもまだ鳴いているのでチェックしてみました。


リアブレーキを取り出す=リア周り分解です。

人様の力と工具と場所を借りて朝9時からバラしてます。
写真はシャフトドライブユニットを引っこ抜いた所です。
シャフトとハブギアの所はシールになってるので、ギアオイルを漏らす事無く持ち運べます。


分解完了しました。
ホイール側はブレーキシューに磨かれてツルツル。変な傷もありません。
シューの当たりも確認。左より2/3程色が変わって見える所が当たってる所です。
左右どちらのシューも同じ感じで当たってるので、方減りは無い様です。

念の為に前回やって無かった角を落とし
当たってた面に紙やすりを当てて、荒らした後
清掃,グリスアップして組み付けました。

近所を試走した感じはかなり良好です。
今まで踏みすぎた時とリリース時の両方で
鳴いてたのが、リリース時(当りが弱い時)のみになり、
音も高音の「キー」が出なくなり、「シュー」と
擦れる音だけになりました。

また遊び調整のネジも前回の新品を組み付け時た
位置付近になり、半日走った後でも遊びを調整する
事はありませんでした。

特に何が悪かったとか特別な事をした訳では無く、良く有る「バラして組んだら直った」と言う状況です。
ちなみに工程の違いはある物の前回3時間かかった作業を今回は2時間で出来ました。




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