ステンレスメッシュホース



[注意]
ブレーキは命にかかわる部品です。
確実に作業を行える自信が無い人はプロに依頼してください。
TOPページにも「DIYの心得と注意」に書いてありますが、
このサイトを真似して発生した事故、故障等に対して保証は一切行えません。



PLOTSWAGE-LINEステンレスメッシュホースに交換します。
SHADOWは400と同じ長さなので400ccクラスの所にまとめて書かれています。
今回買ったのは型番:STF084のホースカラーブラックなので STFB084 になります。


まずブレークフルードがこぼれた時に備えて新聞,タオルを敷き、バケツに水を入れておきます。
合わせて古いフルードを入れる為にペットボトルに水を入れた物も用意しておきました。
ホース等をまとめているワイヤークリップのに持ち上げながらへ引っ張って綺麗に外します。
キャリパー側でもステーでホースを固定しているので2箇所を外してホースが簡単に取れる状態にします。

*どうしても外れなくて切ってしまった人の為に「クリップ,ケーブル 17MM : 90690-GHB-701」


マスターシリンダーの蓋。内蓋は2重になってます。右は1年使ったフルード


マスターシリンダーを開け、中にある古いフルードをキッチンペーパー等で吸出してから、キャリパー側のホースを止めているボルトを緩めると、
ホース内のフルードが出てくるので、先で用意したペットボトルで受けます。
出きったらマスター側のボルトも外し、フルードを散らさないように上下を新聞でくるみホースを取り外します。


マスター,キャリパーを綺麗に掃除したらメッシュホースを仮組みします。
純正の取り回しを参考にして、ハンドルを切ったり、フロントサスが伸び縮みしてもメッシュホースに無理な折れ捻れがないようにします。
位置が決まったらバンジョーボルト → バンジョーアダプタの順番で角度がずれない様に本締めを行います。


マスターシリンダーに新しいフルードを入れてブレーキレバーを握りホースにフルードを送ってやります。
手ごたえが出てくる様になるとエア抜きを行います。

マスターシリンダーが空にならないよう注意しながらブレーキを握ったままキャリパーにあるブリーダーを緩めフルードとエアが出てきます。
ブリーダーを締めた後 ブレーキを握りなおし再度ブリーダーを緩めます。これをキャリパー側からエアが出なくなるまで行います。
次にマスターシリンダー側からエアを抜く為に何回もブレーキを握り、純正ホースより握った時のストロークが同じか短くなったら完了です。
マスターシリンダーへ蓋をして、注ぐ時にこぼれたフルードを水で流してからふき取って行きます。
各所を固定した後で漏れがないかチェックする為でもあるのでしっかりと洗い流しておいて下さい。

*1 取り回しによってはエアが抜けにく、各作業で非常に時間がかかる場合があります。
*2 ブリーダーを緩めながらエアを抜くとマスターシリンダーのフルードが無くなり易いので残りを注意しながら行ってください。


エア抜きが完了したら個々の固定を行います。
ここも基本的に純正と同じ箇所の固定ですが、ホースとステーの間にあったゴム部品(矢印のパーツ)は取り外せない為、各自で工夫が必要になります。
メッシュホースとステーの間はかなり隙間があるので、2mmのゴム板をホースに巻いてから取り付けました。
この他ホースのたるませ方等もほぼ純正と同じになるようにしています。、


この写真の所のみホースが細くて固定できなかったので結束線で固定しました。
最後にもう1度各所にフルードの漏れがないか確認し、安全な所でブレーキがきちんと効く事を確認して完了です。

−−翌日−−

一晩置いてから念の為 漏れがないか確認しました。
また、テスト走行で支障の無い程度に残ってたエアが抜けたのか、昨日よりブレーキのストロークが短くなってました。
純正と比べて遊びが少なく握った分だけブレーキが効き、放した分だけリリースされるのでかなり扱いやすくなりました。


ステーの部分はいい材料が出てきたのでゴム板からスポンジへ変更しました。

−−2008/03/05 追記−−


3年以上経過しスポンジ部分が大分へたって来ました。
キャリパー側は既に役割を果たさなくなっていたので1回交換しています。


今月のモーターサイクリストに載っていたホースクランプラバー。
PLOT製を買ったら既に切り込みが入っていました。


ホースもPLOT製なので内径は問題なし。
外径も若干大きいかなと思ったけどちょうど良く収まりました。
元々のスポンジを取ってクランプラバーに変えるだけなので簡単な作業なので10分程度で完了。




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