リコール 5568 対策品交換



2024年11月に出たTenere等同型エンジンのクラッチに関するリコールが出ました。
詳細は各自YAMAHAのサイトを見てもらうとして、抜粋するとこんな内容です。

「動力伝達装置において、クラッチプレートの管理方法が不適切なため、クラッチプレートに残留した
防錆油がフリクションプレートの摩擦材の摩耗粉と混ざり、運転時に熱が加わることで粘着性のある
物質が生じ、排出されないことがある。そのため、クラッチレバーを握っても動力伝達が切れず、
最悪の場合、停車時に車両が前進するおそれがある。」


11月に書いた雑記と内容と被りますが、クラッチを切ってるのにエンジンの動力が
ちゃんと切れて無いんじゃないかと思う点がありました。

家や駐車場から道に出る時やフェリーの乗り降り等低速で短距離を進む時に、ギア1速で走り出し
クラッチを切り惰性で走る距離が今までのバイクよりも長く、路面の抵抗等で速度が落ちて行く
感じが余りしない。体感だとATのクリープで15km/hのまま走ってる感覚。

Tenereの純正クラッチレバーを調整するのはワイヤーの遊びを調整するしか無く、
当初は一番握りやすい所に合わせたらクラッチが切りきれて無いのではと思ってました。

そこで解決する為に調整機能のある社外レバーを買い、適切な遊びで握りやすい位置にしてみました。
結果、上記の違和感に関しては何も変わってませんが、使い勝手は良くなりました。

それを踏まえた上でクラッチプレート等を対策品に交換し乗った感想です。

まず乗った感想ですがギアの入りがスムーズになりました。
今まではエンジンオイルが冷えてる状態でシフトチェンジが渋く、特に1→2が
力を入れてガッチャンと変える感じでしたが、軽くカチャっと変速出来ます。

流石にNに引っ掛かりやすいのまでは直りませんでしたが、走りだしてすぐに感じました。
今まで改善しようと添加材とか試してましたが、クラッチを対策品に変えて直るとは予想外です。

次に冒頭で書いた惰性の距離が長くスピードも落ちづらい件。
こちらも解決してます。

交換前はそのまま道まで出れた距離を、交換後には追加で2回半クラのアクセルを煽りました。
きっちり動力が切れているのを体感出来てます。

他には今まで計測した燃費から変化があるか気になる所ですが、長距離走り始めるのは
次春からなので気長に計測します。



のりもの の ぺーじTenere700 > リコール 5568 対策品交換