インプレッション

−− 初めに −−

初めてづくしのバイクです。

・車検有りのバイクで初めてシャフトドライ以外の駆動方式。
・初めてカウルが付いたバイク。
・初めてトップブリッジにメーターが付いてないバイク。
・初めてのインジェクション。
・初めてのデットストックで新車発見。

なにしろ買ったのは2014年、でも買った"年式"は2011年式の新車。
きっかけは今年の海外で発表された2015年のversysが余りに変わってしまったので、
物は試しと検索をかけてもらったらデッドストックしていた11年の新車が出て来ました。
2台見つかり1台は私が買ったので、14年10月初旬の時点で残り1台となりました。
しかし余計なお世話のヨーロッパで販売していたツアラー仕様です。
通常の物との違いは、

左右パニアケース+マウント(GIVI)
ハンドガード
ウンンドシールド(MRAのスモーク)
タンクパッド

が標準装備されています。
お得なパッケージ品とは言え、発売当時に買えば車体にオプション品の値段が上乗せされて
いらない人には割高な物ですが、そこは3年以上倉庫で寝かせた一品なので、車体価格は
14年式の新車を買うよりも安くなってました。

当初エンジン等のブラックアウトされたパーツを我慢し14年式を買い、別途11年式の赤の外装を
付けようを思っていたので価格的には渡りに船ですが、まずウンンドシールドが余計です。
今までカウルの類は無くても東京-岡山を一気走りしても平気だったので、無くてもいいと思ってます。
おそらく一番小さくデザイン的にもマッチすると思う純正を注文しました。
取り付けも一番低い位置で固定しています。

続いてパニアケース。
普段は取り外せばOKですが、北海道等長距離時には使おうと思ってます。
問題は車幅。余りに幅広で張り出して邪魔なら別のメーカーに取り替える予定です。
他のメーカーもステーの着脱時には一度ウインカーを外さないと駄目なので手間は同じです。
許容範囲はハンドル幅までと考えてます。

−− そろそろインプレを −−

改めて、このタイプで誰もが気になるのが足着き。
手持ちのバイクで一番メジャーなバイク V-MAXとversysで普段の位置に跨り写真を撮ってみました。
一応4枚とも左右同じバランスになる様に足を置いたつもりです。
最近正確に測ってないけど約172cm 80kg程の人間が乗ってます。


まず基準となるV-MAX。


続いてVersys。当然ローダウンするカスタムは一切行っていません

それでもべったりと言う訳には行きませんが両足共に1/3は着いてます。
片足だけ着けるなら踵までベッタリと着きます。何処かのボクサーエンジンのローダウン仕様より
足つきはいいと思います。

2014/12/後半の時点でならし運転終了手前の800kmを走行。
ノーマルに変えたシールドは「見た目が良くなった」「スモークじゃないから前が見やすい」以外は
可も無く不可も無く。
シールドの存在が感じられるのは高速道路で100km以上。それ以下の速度ではあっても無くても一緒
程度しか体感できてません。

−− 今気が付いてる所 −−

カウルのビビリは納車当日からありました。50〜60km/hでサイドカウルが鳴ります。
まし締めでは無くスポンジを貼って対応できました。
最近はメーター付近も鳴ってるので、スポンジを貼って収まるか試している所です。

他にはハンドルの位置。
最初はオフロード車かと思うほど、かなり上を向いていました。
実際スイッチ類は45度上向きなので毎度意識しないとウインカー操作でホーンに当たる状態でした。
現在はハンドガードが何とかなるギリギリまで下に向けています。

ライトの向きは言われるまで気が付いてなかったけど、ハイビームと思うほど上向きだったみたいです。
初めてやった光軸調整は大幅に下向きに修正する作業でした。

−− 納車〜慣らし終わり間近の総括 −−

250ccオフ程では無いが軽快に走り。
リッターバイク程では無いが力強く。
ツアラーみたいに長距離が走れる。
外車に比べたら足つきは良く。
ネイキッドよりは悪路に強い。
そして国産車とは思えない個性的なデザイン。

何処にも突出して無いのが売り、トータルバランス命の旅バイク
悪く言えば中途半端。

−− 丸一年経過しました。 −−

北海道 鹿児島等 本州以外も走り1年の走行距離はおよそ7800km。

とりあえずこの一年の間に更新ネタにする程じゃないけど発生、対処した所として、

・メータの取り付けが緩いのか一番使う40〜60kmでビビリ音。
→ メーターとケースの間にスポンジ入れて対処。

・ナビとマウントの微妙な隙間からビビリ音。
→ ナビを付けてる時だけなので今の所放置。

・クーラントのリザーブタンク内が売れるまでの長期保存で液面付近が結晶化
→ 外して洗ったら何故かラジエターとホースの継ぎ目から漏れた。しかも1度だけ。

と こんな感じで思い当たるフシがある事ばかりで、原因不明のまま解消って事がないので
安心して乗ってます。

普段使いとしては

・冬場のインジェクション サイコー
・チェーンの掃除メンドクセー

の2点が印象深いですね。

本来の用途である長距離ツーリングで400km超えてからリザーブって事は確認出来たし、
燃料計が最後の1メモリで点滅してから40kmは走れるって判ったりと良い方向の収穫が多くありました。
特に北海道での巡航距離 400kmは一日の終りに給油さえすれば、ルート選択にGSを考慮しなくて
良いと言う大きなメリットをもたらしてくれました。

燃費が伸びやすい速度が60〜100km付近なのも北海道向きだと思います。
基本1メモリ50kmと考えて走ればいいので、給油までの走れる距離も計算しやすくなりました。

続いてライバル機との比較。

佐多岬へ行った時にV-Strom650の人と性能や使い勝手を話しましたが、
順境距離、汎用性、積載能力、その他諸々全面的に劣ってます。
唯一勝てるとしたら見た目のスリムさ位かと...

とは言え、V-Stromを買えばよかったと言う程の物でも無く 双方基本スペック通りなので
見た目の好みや宗教上の問題で選べばどっちを選んでも満足すると結論付けれる程度です。

最後にV-MAXと交互に1年乗った個人的な意見ですが、長距離走ってるとミリーバーのスロットルより
インチバーのスロットルの方が疲れない気がする。




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