POSH LEDウインカー




V-MAXの省電力LED化も大詰め。一番手間のかかりそうなウインカーをLEDにします。
しかし今までと違いメジャーなバイクV-MAX。探したらLEDキットになった物がありました。
POSHのLED ウインカーキットです。
楽天価格でおよそ1.6万円とかなり高級なパーツになだけに必要そうな物は一通り入ってます。

作業 1日目

取りあえず2時間程時間が出来たので
リレーだけでも取り付けようと思い、
ダミーインテークカバーを開けると
何だか線の多いリレーが出て来ました。
確かキットのリレーは線が3本。

しかしこんな事もあろうかと事前に
配線図も見つけてあります。
前もって印刷しておいたパーツリストの
一番後ろを開くとバッチリ配線図。

どれどれとリレーを見つけるも
線の色を書いた文字がかすれ読めませんでした。
無念

結局リレーからの出てる配線の行き先はレッドバロンで教えてもらい、
それを元に自分でハーネスを作る事にしました。
因みに線はこんな感じです。

DENSO FB257H
爪が上側
Br W/Br
B Y/RW/G
Br(ブラウン) : タコメーター,ヒューズ他
B(ブラック) : マイナス
W/G(ホワイト/グリーン) : スピードメーター
Y/R(イエロー/レッド) : ターンシグナルスイッチ
Br/W(ブラウン/ホワイト) : ターンシグナルスイッチ


それではICリレー側の配線を確認しようと説明書を見た時に気になる一文を発見。
パッケージには〜08と書かれていたハズなのに、説明書のV-MAXには年式が無く
国内仕様とだけ書かれています。

恐らくパッケージと説明書の表記がアンマッチなだけだと思うけど、もし今のリレーと変えるだけの
専用リレーがあると嫌なので、メールでパッケージと中身が間違い無いか確認だけ取る事にしました。
メールを出したのが木曜の夕方。恐らく今週中の回答は無理だと思うので。
回答が来るまでにテスト用の変換ハーネス作って余る線をどうすれば良いか調べます。

POSHのリレー配線はこれでした。
POSH
爪が上側
赤 : プラス
黒 : 点滅信号
緑 : マイナス (カプラでは無く別線で丸端子)

翌日問い合わせの回答が来ました。買った店経由メーカーなのに対応早いです。
但し内容はダメダメでした。(主にメーカーからの回答)

> 国内仕様の05年式V-MAXであれば、配線は3本リレーのはず
> 5本線ならば 適合間違いか逆輸入車
> 5本線用のリレーは設定がございません

かなり端折ってますが大体こんな感じの回答です。
YAMAHAよりV-MAXが国内販売を行われたのが90年〜01年の間だけなので、
メーカー(POSH)の言う「国内版 05年 V-MAX」はこの世に存在しません。

買った店より返品にも応じますと書かれていましたが、対応車種をメーカーが正しく把握出来てなかった
事は確認出来たし、ウインカーキットの中身に間違いは無かったので、返品は行わず
配線をこちらで加工し対応しますと 返事をしてこの件は終わりました。

余談ですが国内版として発売されていたV-MAXのリレーが3本線なのは間違いありません。

数日空けて作業 2日目

実験の要素が入るリレーの配線をやります。


まずICリレーのマイナスが丸端子になっているのでカプラの空いてる所に収めました。
余裕を持たせ過ぎて切ったので緑線だけ長くなってますが、問題なく使えます。

この他 DENSOのリレーが付いていた
カプラへつなげるテストを行う為の線を5本
ICリレーへつなげる為の線を3本かしめて
準備完了。

キャプテンアメリカを見ながらやったら
繋がなくても良かったカプラへの差し込みも
うっかりやってしまいました。

このままだと5本線の時に変換ハーネスが
作れないので引き抜こうとしたけど失敗。
叩いて抜こうとしたら端子の返しが
カプラを突き破ったので買い直しが決定しました。

取りあえず端子だけの線をもう3本作りテスト開始。
写真の配線は当初の予定していた

Bをリレーのマイナス
BrとW/Gをリレーのプラス
Y/RとBr/Wをリレーの点滅信号

としました。
結果は残念ながら失敗。
多分するだろうなと思ってたショートで
SIGNALのヒューズ(10A)が切れてました。

とりあえず予備のヒューズと交換し
テスト再開。

国内仕様にでリレーに繋がっていたと聞いていた3本をそれぞれ接続。

Bをリレーのマイナス
Brをリレーのプラス
Y/Rをリレーの点滅信号

としてテストしましたがこれもヒューズ切れ。
手持ちのヒューズが無くなったので買いに行き、ネットで5本線→3本線を繋いでうまく動作した人の
情報を集めてから再挑戦しました。

そして最終的にうまく動作したのは

Bをリレーのマイナス
Brをリレーのプラス
Br/Wをリレーの点滅信号

の配線でした。

何とか目処が立ったので現状の配線をメモに残し
リレーを車体に付けれる様にゴムパーツを移植し、
配線も束ねた所で今日は時間切れ。

ウインカーの取り付けとカプラの買出しを行い
明日には完成させる予定です。

翌日 作業 3日目

バイクセブンの開店を待ちカプラを購入してから作業開始。
まずは変換ハーネスの完成版を作りタイラップで固定。

いよいよウインカーの交換に入ります。


メーターカバーとヘッドライトを外し、引き抜く前に配線の確認。
黒(ギボシが2つ差せる端子)がマイナス
青(ギボシが2つ差せる端子)がポジション
緑が右ウインカーの+
茶が左ウインカーの+
となっていて使うのは、黒×2,緑,茶です。

線を抜くとメーターカバーごとウインカーが取れるので、メーターカバー内側のナットを
外すとウインカーとカバーが別れます。

またしても余談ですがライトケースのネジが下側しか無かったのに気づかず、
間違えて光軸調整のネジを思いっきり回したので、確実に光軸はずれました。

まずテストでギボシだけ差して点滅テスト。
ハイフラにならず、左右が間違ってないか確認したら
ウインカー本体,ステーボルト,延長ステー等
部品単位の物を組立てウインカーの形にします。

後は元あった様に組み付けて行けばOK。


組み付け途中にライトの上に置いてみました。
ウインカーの幅が少し狭くなっただだけで、結構スリムに見えます。

メーターカバーとライトケースの間が剥き出しになるのでチューブを通してみました。
余った線はタイラップでまとめてます。


続いてリアウインカーの交換。
グラブバーに付いているので、まずはタンデムシートを外し、次に目に付くボルトを...
とやってたら先にテールカウルが取れました。この状態でも交換出来るのでこのまま行きます。

まずはお馴染み配線の確認
黒(ギボシが2つ差せる端子)がマイナス
緑が右ウインカーの+
茶が左ウインカーの+
フロントと同じでした。当然使うのは黒×2,緑,茶です。

これまた同じ様にギボシだけ差して点滅テスト。
左側OKなのでウインカーを取り付けて、右側もテスト...何故かハザードになってしまいました?
良く判らないので右を純正に戻すとLEDの方へスイッチを入れた時だけ正常点滅になってます。

左のみLEDの時
左側右側
SW左
SW右
右のみLEDの時
左側右側
SW左
SW右
両方LEDの時
左側右側
SW左
SW右
LEDと純正の組み合わせを試したら左の表の結果でした。
○が点滅、●は消灯の状態になります。

しかも片側LEDの時にハザード点滅してても、
不意に正常に戻る時もあり訳が判りません。

フロント側を変えた時には左右共に正常に点滅したし
ウインカーの線は+−の2本のみでブリッジしている可能性は無い。
怪しいのはスイッチボックスかなと思うけど確証は無いので、
まずは用事を済ますべれっどばろんへ。

ちょっとしたパーツを注文してさっきの件の話をすると
予想通り良く判らないと。
まあ実車も見ずに話とメモだけの情報なので仕方ないと思います。

それでも別の事をすると頭はリフレッシュする物で、純正リレーをつけて比べて見ようと思ったりしました。
結果は今までのハザードにハイフラが追加されただけした。
これでリレーから変換ハーネスまでの間とスイッチボックスは完全に白になりました。

さらに情報は無いかとググッた結果「ウインカーのインジケーターを切らないとハザードになる」
との内容が書かれるのを発見。
ウインカーのインジケーターを切る=電球を外す だけなので早速試したら正常に動いてくれました。

ウインカーインジケーターの配線が緑,茶だったので、ここを経由して反対側のウインカーに
電気が流れたと思います。
LEDの方が少ない電力で点滅するので純正側をONした時インジケータ経由の電気で点滅したのでは
無いかと勝手に予想してみました。


最後に交換前後を並べてみました。ほぼイメージ通りのスタイルになって満足。
ウインカーのインジケーターは今点かないので、また何とかしてみます。

今回の消費電力。
純正ウインカー点滅時 15W → 1W(特に記載が無かったので予想です。) ×4で56Wの節電としました。

2012年5月28日 追記


付属していたウインカー根元に着けるカラーが、後ろ側しかなかったので作ってみました。
外径32mm 内径10mm 厚み2mmのステンレスのワッシャーです。
写ってる方は純正ウインカーの位置合わせのポッチが折れていたので、そのまま着けましたが
反対側は付属カラーを参考にして、ポッチの位置に穴を開けてます。




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