リアフレーム補強Light



検索するとVMG OHHALAを初めとするV-MAXのリアフレーム補強が出てきますが、
基本的に外からパーツを被せ強度を上げパーツの厚み分の誤差はタンデムシートの
ゴムを取って調整するのがメジャーな流れになってます。

メジャーな流れに逆らうべく
前後純正のサスにマッチしそうな
"軽く"補強されたフレームを目指します。

いきなりですが、デジカメを充電している
間にパーツを切っちゃいました。
ホントは左右に足が伸びてる建材です。

材質は鉄。厚さ3mm・奥行き37mmになります。

フレームの内側が実測で82mmに対して、
この鉄はコの字の外側が81mmと偶然にも
ほぼ同じサイズだったのが決め手です。


切り出し終えて、まずは現物合わせと完成イメージを見ます。
何も無い状態(左)のフレームの間に補強を入れた状態(右)にして、元々あるグラブバーの
ボルト穴が貫通しているので、長いボルトに交換して共締めする予定です。


高さをフレームと同じにする為 補強の上にテープで鉄板を張り付け、フレームの上に置き
共締め予定のボルトを締めたら、綺麗に型が付きます。

幅の中心と、先程のボルト跡の穴のセンターの位置を反対側にも書いてポンチ打ち。
8mmのドリルでは綺麗にセンターに来ないかも知れないので、少しだけ2mmのドリルで
下穴を空けて位置決めしてます。


穴あけ完了しました。横にあるのは共締め用のボルト(M8 40mm)です。
ナットの厚さ等から"若干"短いのは判ってましたが、実際に組んで行くと2山程しかナットに
かからない気がします。


一応組み上げました。
スパナすら入れる隙間が無かったので、一度リアフェンダーを外し、斜め下から締めてます。

ボルトの先が少ししか出てないので、ナット側のワッシャーは無しにしましたが、それでも
厚さ6mmのナットの半分までしか入ってません。落脱防止でネジロックを塗って置きました。
この形状でタンデムシートはノーマルと同じ様に取り付ける事が出来ます。

テスト走行で一回りしてきました。
違いは??

材質が弱い為なのかエンジンハンガーの
時みたいに極端な違いが出ません。

強いて言えば低速ターンの時にリアが
落ち着いた"気がする"
車体の中心が浮き沈みする様になった
"気がする" 程度の変化です。

過去に乗った事のある人でも言われなきゃ
判らないレベルです。
それから緩み等の問題ではなく精神衛生上の都合でボルトをM8 40mm→M8 50mmに変えました。
今度は長すぎてフレームを擦るので、外側のバネ座金を追加して写真の感じになってます。
これなら緩んでもナットが落ちて無くなる事はありません。

あまり違いが感じられないのが残念ですが、買い直したボルト代を入れても千円してないので、
満足行く出来だと思います。

-- 2013/07/21 追記 --


ふと材料が鉄であった事を思い出しました。
今までアルミかステンレスの材料が多かったので、ほっといたら錆びるって事を忘れてました。
錆び止めのラッカーを買い、時間が出来たので取り外したら案の定、切った所が錆び始めてます。


ワイヤーブラシで錆を落として、シリコンオフで脱脂してから塗装しました。
この塗料初めて使ったのですが、気温が高い為か吹いたそばから表面が泡立ってます。
綺麗に塗装出来るんでしょうか?

とりあえず半日置いた後の写真も撮りました。何となく表面がまだネッチョリしてる気がします。
「重ね塗りは8時間以上置いてください」と書かれていたのですが、時間の都合上5時間で
2回目の塗装をします。さて どうなる事やら。

一応塗装は乾いてましたが、フレームと
平行になる様に当て木しながら取り付けたら
一部剥げてしまいました。

仕方なくタッチペンで補修して乾いたっぽく
感じたのですが、リアシートのゴムが当たる
所でもあるので、養生としてマスキングテープを
張ってからシートを付けました。

全く見えない所なので当然ですが、
やる前と全く変わってません。

その内テープも剥がす予定にしてますが、
忘れてしまいそうです。




のりもの の ぺーじV-MAX > リアフレーム補強Light