インナーバッフル 2個目作成



車検でマフラーを純正に戻したタイミングで新しいバッフルを作ろうと思って早2ヶ月。
100円均一の金属の漏斗ってお椀型の底に筒を溶接したタイプが多く、一枚物で
型押しした物を探すのに手間取ってしまいました。(結局前と同じダイソーにありましたが・・・)

その間に純正の乗りやすさを再体験しつつ、変えるのメンドクサイから純正でも
いいかなと思ってたのですが、急に作る時間が確保出来たので作ってみました。

材料や作り方は前回と同じなので割と割愛して行きます。
もう少し細かく見たい方はこちらも参考にして下さい。


買ってきた漏斗は前と同じ物ですが、今回細い方の口は切らずに使いました。
きちんと計ってなかったのですが、大体7mm。今までの物と比べて半分の太さになっています。

ステンレスメッシュも
前回と同じく筒状にして
解けない様に針金で縫ってます。

部品は全て完成しました。

漏斗の口にあった空気抜きの
溝はボンチで押してへこみを
無くしてみました。


固定用の針金を通す穴です。
前作った物と比べて、サイレンサーとの隙間が減った(精度が上がった?)ので
針金を下に折り返す溝も作りました。

4箇所をそれぞれ針金で固定したら完成です。
今回はスチールウール無しにしてみたので、試走した感じで足したり引いたりしてみます。


装着した状態での比較です。左が新作。右が以前の物です。
マフラーも付け替え排気漏れが無いのを確認したらいい時間になってたので、
走った感じは後日追記します。


−−− 2010/08/21 −−−

時間が取れたので試走してみました。
漏斗の口を細く長くした効果もあり、300〜500rpm下から有効なトルクが発生している感じになりました。
丁度純正マフラーと前回使用のマフラーの間位に体感しました。

が、高回転を試している途中でカラカラとサイレンサー付近から音がしたので、路肩に停車。
マウントが緩んでないので、インナーサイレンサーから音が出ているのだと思います。

マフラーが冷めてからバラして詳しく調べますが、アイドリング時に小さくカラカラ。
シフトダウン時など3000rpm辺りからアクセルオフした時や4500rpm以上回してる時等は
割と大きな音でカラカラ鳴ってます。


昼飯食ったりして1時間程冷ましたサイレンサーを抜いてみました。
網の部分はジョイントの所で押された為に圧縮されて波打ってます。
漏斗の部分も針金が緩みグラグラでした。

おそらく緩んだ漏斗に適度な排圧がかからない回転数の時等、空気の流れが乱れた時に
漏斗が前後左右上下に動きまくってカラカラ鳴ってたんじゃないかと思いました。


押されて潰れた網目を出来るだけもどしたら、とりあえず淵の強度を出すために、
両端を目分量で10mm程 内側に折り返しました。

漏斗を固定する為の針金も先に通し、ペンチを使って強く捻ってます。
写真だと判り辛いのですが、赤矢印の所にある針金は漏斗に通して折り返した
針金をくくり付ける為の物です。


漏斗の穴に針金2本とも通して折り返し、本体に固定する為の針金を通してから
ここもペンチで強く絞りました。
捻り部分を少し長めに作って余った針金と一緒に切ったら完成です。
本体にも問題なくセット出来ました。


写真の角度が悪く見え難いけど右の異音が出た方に比べて左の改良版の方が20mm以上奥に入りました。
この後試走してみましたが、異音もなく午前と同じフィーリングで走れました。

前回のバッフル 作ったバッフル
低速
アイドリング〜2000rpm
純正よりちょい薄い感じのトルク
0kmからの発車が楽
有効なトルクは1700rpm辺りから発生
この辺りは音以外純正に近い
中速
2000rpm〜3500rpm
山,谷が無くフラットに吹ける感じ
2500rpmから上は前の方が力強い
力の出方はフラットで扱い易い。
トルク感は純正よりやや薄く、前作より濃い感じ
高速
3500rpm〜RED
フラットトルクから弱くなるのは4000rpm辺り
それ以上は前の方が力強い
5500rpmまでは登りでも力強く平気で行けた。
これ以上は試してないが常用域は問題なし。


こんな感じになりました。
一言で言うなら「少し音が大きく、少しトルク感が薄い純正の様なマフラー」です。

-- 2010/09/30 追記 --

このマフラー消音財となるスチールウールを無くしてので、マフラーエンドから覗くと向こうが
見えてましたから、バッフル入りとは言えストレート構造と変わり無かったのですが、
岐阜 和歌山とツーリングに行った時に感じたのは、「このマフラー トンネルの中走ってるとウルセエ」です。

トンネルの中の方が第三者が聞いてる音に近いと思ってるので、少しだけ消音してみました。


まずバッフルの後ろ(漏斗の無い方)の口から2cm程奥に針金を*型に張りスチールウールが逃げない様にします。
少しほぐして厚みが均一になる様にしたスチールウールを詰めたら上からも針金で留めたら完成。
マフラーエンドから覗いても向こう側は見えなくなりました。

第1作目との違いは間にスチールウールを詰め込んでいない所です。
今日は雨なのでインプレは後日乗せます。

-- 2010/10/08 追記 --

作ったバッフル スチールウール追加バッフル
低速
アイドリング〜2000rpm
有効なトルクは1700rpm辺りから発生
この辺りは音以外純正に近い
アイドリング+αで十分なトルク発生
停車した状態からの発進に一番違いを感じた。
音,トルク出力共に純正並み
中速
2000rpm〜3500rpm
力の出方はフラットで扱い易い。
トルク感は純正よりやや薄く、前作より濃い感じ
前作より体感でトルクは太くなり〜3500rpm過ぎまで
力強く加速してくれる感じがある
音も少しだけ大人しくなってると思う
高速
3500rpm〜RED
5500rpmまでは登りでも力強く平気で行けた。
これ以上は試してないが常用域は問題なし。
4000rpm手前でトルク感は薄くなるが十分走ってくれる
試してないけど多分REDまでしっかり回ってくれそうな感じ
前程じゃ無いけど、ここまで回すとやっぱり五月蝿い


ざっくり100km程走った感想ですが、総合判断すると一番気に入った状態に持って行けました。
ジェットは全く触らず、純正マフラーを基準に音と見た目だけ変える事が出来たと思います。


-- 2010/11/16 追記 --

奈良、滋賀へ走りに行った帰り道カチャカチャ音がし始めました。
岡山へ入った頃には思いっきりカチャカチャ鳴ってました。
また針金が緩んだかと思い取り出そうとしたら斜めに引っかかり出てきません。
力任せに引き出したらリサイクル出来ない程千切れたので、
最初に作った物と2個目の漏斗の形状をしたヤツで2コ一して作りました。

* 漏斗も引き出す時にボコボコになったので新しく作ってます。
* スチールウールも少しだけ減らしました。

一言で言うと少し音の大きい純正マフラーです。
今まで一番下に振ったトルクの出かたで、2000rpm以下のアイドリング+αの回転数でも普通に行けます。
何だかいい感じなので、このまま行きます。




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