LEDフォグランプ



市販されてるLEDフォグはどれも本体が
大きめな物ばかりなので自作してみます。
但しLEDが白なので実際は補助灯と言うか
コーナリングランプもどきです。

用意したのは以下の物。
デイトナ スレンダースイッチ(型番:79338)
ミニモト モンキーダックス フェンダーブランケット
倒立フォーク用(型番:1678)

L型ステー 2種類を2セット
カプラ(250型 4極)
ギボシ (ダブルタイプ)
LEDスポットライト(12V 防水 防塵)
タッチペン(黒と錆止め)
部品を一通りそろえたら完成品のフォグと同じ程の額になりました。

曲がる向きの異なる2種類のL型ステーを
合わせてLEDのブランケットを作ります。

1つだけ大きい穴はLEDを付ける為に、
元々あった穴を10mmに拡張してます。

材質は鉄なので錆びない様に黒の塗装が
剥がれた所はタッチペンで塗ってます。

錆び止め→黒と重ね塗りする予定だったけど、
黒だけで足りました。


両面テープで位置決めしただけなので、3mmの穴を2ヵ所あけて ナベネジと袋ナットで固定。
振動が来る所なので、念のためにとネジロックも塗っときました。

ブランケットのおおよその取り付け位置を決める為に、暗くなるのを待ちハンドライトを使ってロービムの
少し手前に来る位置を確認。
始めから開いていた穴と同じほぼ一緒だったので、長穴にして微調整します。

フォークに付ける為の穴(赤矢印)作成。
錆びる前に鉄の部分に黒を塗って乾燥中。

型紙作って確認したらどうやら狙った角度へ
光軸を調整する長穴を作る為には、
中央のナベネジ(青矢印)を外さないとダメっぽい。

今日の所はこのまま放置します。

ついでにフェンダーブランケットも取り付けの
準備をしておきます。

仮組みした時に片面だけゴム板を挟んでも
余裕があったので付属していたゴム板を
内側全周に貼りました。

組んでダメだった時は片側外して、
半周だけゴム貼りにします。

52mmのフォークに対して大きくても
50mmのブランケットを買ったはずなんですが、
良く判りません。

配線しやすい様にラジエターシュラウド脇に
あったアクセサリーの端子を全て三叉寄りに
移動させました。

全体の配線が短く、ハンドルをフルロックした時の
余裕分も少なく済む様になってるハズの所です。

ブラプラしないようにタイラップで
メインハーネスと括り付けてます。

この位置なら前よりも雨に濡れにくい場所です。


まっすぐ縦の長穴ではダメなので型紙で長穴の印をつけて加工。
これも忘れずに穴の内側をタッチペンで塗装しておきます。


2本の定規をL型に組み合わせてフロントフォークの真横の位置を確認。
下調べで計った時に直径が52mmだったので、26mmの所にラインを引きました。
このままだと取り付ける時にテープが剥がせないので、白ペンで印を残して置きました。


フェンダーブランケットの方にも真ん中に印をして、フォークの印と合う位置で固定したらライトが
丁度正面を向く位置になります。

続いてスイッチの取り付け。

ミラーの下側にはクラッチセンサーの線が
出ているので内側にずらし、スイッチボックスと
ミラーの間にフォグのスイッチを入れます。

取り付け前後が下の写真。

ナックルガードとレバーの間も問題なし。
若干クラッチケブルが大回りになった位です。



下調べした時に何故かギボシの+側が通電してなかったので、カプラを使います。
2(青白)の線はキーOFFでも通電しっぱなしなので今回は使わず、
キーONしてから通電する3の+(オレンジ緑)と1の-(黒黄)を使います。

*使えなかったギボシについて根拠のない考察 *

これを更新した後に他のサイトを読んでいた時にVersysにはリレーキットと12Vのシガーソケットの
純正オプションパーツがあると判明しました。(Kawasaki UKに載ってました)
またカプラの下調べの際にキーONからエンジン始動で電圧が13V近くまで変動したのも確認してます。

"ここからは調べても無いただの予想なんですが"

カプラの+極はレギュレータから直接来ている線でカプラに合ったリレーを取り付ける事で今まで
使えなかったギボシの+極が安定した12Vで使える様になるんじゃないかと考えました。

ザックリ書くとギボシはシガーソケットの為の端子と考えてます。
現在使っているLEDは12V用としか書かれてないので誤差がどれ程で作られてるか判りませんが、
レギュレータ直だった時は14Vちょいまで上昇する事になります。

きっかり12Vと言う事はないんでしょうけど、使用中に壊れる可能性も秘めてます。
その時は諦めてリレーを組むか定流ダイオードを入れるか、ゴージャスに純正リレー一式を買うか、
どちらにしても 何かしら対策を練ると思います。

後折角調べたので オプションのパーツナンバーも乗せときます。(同じだと思うけど一応11年式用と思ってください。)

Relay kit 999940195 / Versys 2011
12V Outlet kit 999940194 / Versys 2011

以上 根拠のない考察でした。 ココまで書いたんだからマネして壊れたなんて言っちゃ駄目よ。

--- 2016/01/09 追記 ---

と言う訳で検証も兼ねて純正オプション取り寄せました。
取り付けはこちらに書いてます。

スイッチと本体へ行く線の完成。

LED側のギボシは+-が左右から2本づつ
来るのでダブルのギホシを使ってます。

LEDの配線と色を合わせたので両方とも
メス端子でも問題ないと思います。

後はLEDを取り付けて配線したら完成。


Lステーを組み合わせたブランケットも付けました。
今までと若干形が違うのは上の部分が当たるのでカットしたからです。

LEDを取り付けてフォークの後ろを通る様にタイラップで配線してます。
なお この辺りはアレコレ試行錯誤しながらやったので途中の写真が抜けてます。


最終的に配線はハイビームの後ろ辺りでまとめてアクセサリーのカプラへ行く感じになりました。
正面からは可能な限り配線が見えない様にしてます。


比較写真です。(全てフラッシュ無し撮影)
上の写真の内 左が通常のロービーム。
右がロービーム+LEDです。

ローの手前を広く照らしてます。
LEDはもう少しだけ上へ向きます。

さらにハンドルを左へ切った状態が左の写真。
コーナリングランプの様にカウルマウントの
ヘッドライトよりも内側を照らしてくれるので
低速九十九折の道が続く時に便利そうです。


配線が終り、カウルを付け終わった状態と、比較写真を撮ったついでに正面から見た発光写真。
キーONでLEDを点けると こんな感じになります。

---- 2016/01/16 追記 ---


やはり白は実用的ではないのでバルブを
黄色く塗るラッカーでLEDに着色して見ました。

該当の無い川沿いへ来て撮影してます。
(全てフラッシュ無し)

左上がローのみ。右上がロー+LEDフォグです。
左下はポジション+LEDフォグ。

ローがH4の電球色なのでフォグが若干
白っぽく写ってますが、肉眼だともう少し黄色です。

正面からだと色が良く判らなかったので
横から撮って見ました。

上で光ってるH4と比べても白くないのが
なんとなく判ると伝わるといいのですが。

一応 悪天候では約に立たない補助灯からは
脱したんじゃないかと思います。



のりもの の ぺーじversys > LEDフォグランプ