その2へ進む その3へ進む 以前行ったテールランプのLED化に続き、今度はウインカーのLED化に挑戦します。 その前に事前知識として 純正のウインカーリレーはバルブが消費する電流の量により点滅の間隔が決まります。 バルブからLEDに交換する事でリレーに流れる電流が多くなり、点滅の間隔が短くなります。 この機能は本来は玉切れを知らせる為の物です。 また、道路運送車両の保安基準では、 「方向指示器は、毎分60回以上120回以下の一定の周期で点滅するものであること。」 と決められている為、何らかの方法で高速点滅を解決しなければなりません。 道路運送車両の保安基準についてはこちらに詳しく書かれています。 蛇足ですが、市販車はおよそ 80回/分 で点滅しているみたいです。 で、肝心の解決方法ですが、検索する限りでは2種類の方法がとられていました。 1. LEDに抵抗を取り付けてバルブと同じ消費電力にする。 2. リレーをIC化して消費電力に関係なく一定間隔で点滅するようにする。 今回のLEDは省電力も狙っているので、2の方法で行う事にし下記のパーツを用意しました。 フロント用にM&Hマツシマの電球型LEDバルブ L・ビーム(白色:L712 WH2) \3685を2個 リア用にWAI-POINTのLEDシングル球2個入り(黄色:WP-JIR12Y-SS) \3675 ウインカーリレーにSAI FACTORY ICウインカーリレー[SDW-N2] \2620 SHADOWはフロントの口金がダブル、リアがシングルなので別の銘柄のLEDバルブになりました。 まずリレーを交換する為にヘッドライトを空けます。 ![]() 写真の所(左右2箇所)にネジがあるので8mmのレンチで外し、 次にヘッドライトの下側を手前にずらしてから下にさげると外れます。 ![]() 今回配線を外す必要はないので、フェンダーの上にタオルを敷いて置いておきます。 ![]() ![]() これが中身。かなりコチャゴチャしています。 目的のリレーは写真の左上奥辺りにある黒い箱です。取り出してICリレーと並べてみました。 大きさはほとんど同じです。 ![]() 純正のリレーは MITSUBA FR33-023とあり、その下に 23(21)WX2+3.4W(LED).... と書かれていたので試しにバルブをLEDに変えてみました。が、結果はハイフラッシュでした。 一応数えてみましたが、180回/分の点滅で純正リレーを使う事は出来ませんでした。 一度LEDからバルブに戻し改めてリレーの交換を行います。 配線図を追っていくとリレーから出ている線は下の表のようになっています。
![]() 表を踏まえてリレーを繋ぎ、振動等で抜けないように結束線で固定しました。 この状態でメインスイッチをONにすると、無事ポジション灯が点等。 続いてウインカーを入れると純正リレーとほぼ同じ間隔で点滅。リレーの交換は完了しました。 これが終われば後はバルブの交換のみ。 ![]() ![]() ウインカー下にあるネジを外し、上側のツメを折らないようにカバーを外します。 この時ガスケットも一緒に取れる事があるので無くさないように気をつけて下さい。 ![]() ![]() 取り替えるだけなので事前/事後の写真だけです。 この後 さっきと同じくポジション灯の点等,純正リレーとほぼ同じ間隔で点滅を確認して完成しました。 交換後のポジション灯は前より若干暗くなりましたが、正面から見れば問題ない明るさがあります。 ウインカー点滅時には全てのLEDが点くのでさらに明るく点滅します。 * 写真が無いのは勘弁 これでヘッドライト意外は全てLED化したので、常時点等しているライトの消費電力は、 テール,ナンバー,ポジションx2の4個を合わせても1W程度になっているはずです。 -- その後 -- 純正ではケース内に固定されていたリレーが交換後は固定されなくなった為、 テスト走行字にヘッドライトからカタカタ音がするようになりました。 原因が判っているから不安はないのですが気分良く走る事ができないので、 写真のようにクッションを取り付けてみました。 ![]() これで様子をみてみます。 -- さらにその後 -- 音はほぼ解消されましたが、一定の速度(60km/h)では小さくカタカタ鳴っています。 純正のパーツが使えそうなので写真のようにして、元あった場所に固定してみました。 ![]() 時間があったのでテスト走行したところ見事に解消されました。 これにてホントに終了です。 ゴメンナサイ。 まだ続きそうなので その2を作りました。 ウインカーのLED化 その2 ウインカーのLED化 その3 |