リアキャリア製作



4〜5週間の予定で取り寄せ品だったサイドケースのステーが前倒しで
5月の連休中に届いたので一旦組み付けたのがこちら

リアキャリアもあると勘違いして買ってしまったトップケースも納期前倒しで届いてしまったので、
置く為のリアキャリアを作ります。

イメージはVersys同様、後ろに出過ぎないタンデムシートの上です。


どの辺りから手を付けたら良いか判らないのでステー2本(ブロンズ色だけど鉄)と
サイズの違うアルミの角パイプ2本買ってきました。

サイドケースステーを付けた車体は垂直にした状態をジャッキで支えて1G荷重の状態にしてます。
買ってきたステーにM8の穴をあけて垂直になる様に曲げたのが右の写真です。


トップケースをタンデムシートに置いて取り付けたい位置をイメージして
必要になりそうな長さにアルミの角パイプを切りました。

多分400mmで足りるけど、念の為に少し長めの420mmにして置きました。
長いと思ったら後から切ります。

右の写真の様に地面と水平に角パイプを置いてテールとの隙間を確認。
後40mm短くしても大丈夫っぽいけどギリギリ過ぎるので25mm短いステーを作ります。

翌日。昼飯ついでにホームセンターで
各種ステーを買ってきました。

後々の補強を考えて3ピースで作ります。
今作ってるのは昨日仮で作ったステーの部分。

あれこれ測りながらやってると、
これ1つが形になるまでに2時間半かかりました。

この後アベマでプロレスの中継を見るので
今日はここまでにして片付けます。


折角なので追加で買ってきたステーは
こんな感じです。

T型で折れてるタイプが2本。
L型で折れてるタイプは左右別で
1本づつ買ってます。

他に使えそうなステーが無いか
チェックする為に4件ホームセンターを
徘徊して置きました。

手間ですが出来るだけ余剰在庫を作らない為に
都度買い足して行きます。


これまた別の日の午後。
外形13mm、内径8mm 厚さ6mmのカラーが欲しいので、サイズの近いM6用のカラーを加工します。


作ったカラーをサイドケースステーのキャップボルトの頭が入る穴に入れてから
この前作ったステーを取り付け。


下側のステーだけ取り付けた物を作成。地面と水平に角パイプを置いて印してカット。
上にL型で折れてる右用のステーを付けたらキャリアの足2本(片側分)が完成しました。

キャリアの座面の骨になるで有ろうパイプを
置いてもしっかり水平になってます。

ここまで来るのに半日を3回やってます。

一回作れば要領もサイズも判ってるので
反対側はもっと早く出来るでしょう。

今日もいい時間になったので続きはまた後日。

--- 2023/05/25 追記 ---

雨なので午後から少し進めます。


ステーの部分は鉄なのでリベット穴をあけた後、錆び予防で合わせ面にシャシーブラックを塗っておきます。
多分やらないよりはいいと思います。
鉄、アルミ、ステンレスが混在するので、今回の塗装は全てシャシーブラックで塗る予定。


前側の位置を決めてから後ろ側をリベット留めしました。
付けて外して手間はかかるけど、下手に測ってやるより現物合わせでやった方が位置が合います。


左側のパーツは鏡移しに作る以外同じなので省略して組み立て段階。
出来るだけ左右対称にしたいので中心を決め、測りつつリベット留めしました。

半日でそれなりに進んだので続きは多分 次の日曜の予定。
足りない材料買ってからやります。


また夕方に少し時間が出来たので進めます。
左右を少し斜めに切ったパーツ作成。これでやっと左右のパーツがつながりました。


車体に付けるとこんな感じになります。
この後天板を作るけど、1枚の値段が2300円と高いので試しにダンボールで作ってみました。

思ったより進んだけど、いい時間になったので今日はここまで。


日曜日になりました。 早めに昼飯食って近所を流してきたので、午後になったばかりです。
早速続きやります。

天板はステンレスのパンチングメッシュを使います。
サイズ。特に厚みがやや心もとないけど、一番近いサイズがこれしかありませんでした。


切るのも新しい試みです。
ジグソーのステンレス用刃を買ってきました。厚さ2mmまで切れる刃です。


こんな感じで作業台に固定して試作したダンボールの形に切り出し。
バリを処理して置いてみました。黄色のテープは中心の線を書いてます。

パンチングメッシュの3方を留めるので
L型を切り出しました。

折り紙をして角を45度に切る線を書きます。

それから材料の色が違いますが、
これしか無かったので仕方なくです。

どうせ最後は塗装するので関係ないのですが、
鉛筆で書いた線が非常に見づらい。
なので線に沿ってテープ貼ってます。


切るのは先日使ったステンレス用の刃が付いたジグソー。
ガッチリ固定して、ジグソーを両手で押さえて切れる様にしてます。


リベットはパンチングメッシュの穴を利用します。 出来るだけ等間隔になる様に穴を選びました。
リベット打ちして本体に乗せて見たのが右の写真。 両サイドの穴は、本体にボルト固定する為の穴です。

余り進んでない様に見えるけど、いい時間になったので今日はここまで。

--- 2023/05/31 追記 ---

ジャッキに乗せてそろそろ3週間。理想は今月中の完成です。


角パイプを切り出しました。 前側のパーツになります。
左右を繋いでいる所の上に来る予定。
天板の穴を利用してリベット打ちする様に穴をあけました。一番左右は下とのボルト留め用です。


続いて、こんなパーツを2つ。 これは天板の縁になるパーツです。
これもパンチ穴を使ってリベット打ちするので、テープで位置決めの印をして置きます。


縁の準備してたけど、先に天板を固定出来る方が都合がいいのでナッターでM6のネジ穴作ります。
固定するのはM6の低頭ボルトです。


ギリギリだけど何とか下穴があき、ナッターでネジ山作成。


追加でもう1仕事。4箇所に8mmの穴をあけておきます。
これは縁をリベット打ちして飛び出た裏側の逃げになります。微調整が利く様に大き目の逃げです。


縁のリベット打ちとボルトの下穴を空けたら
試しに乗せてみます。

問題なかったので土台に左右3箇所の
ネジ山を作りました。

土台と天板を計8本のボルトで固定。
天板を取り外せる様にして置かないと
ETCカード等シート下にアクセスする時に
ステーを全バラするハメになります。

もう全ての位置決めが出来て分解しても
穴がずれない形になりました。
やっとジャッキから降ろせるので、次の休みは久々にTenareに乗ることが出来きます。
後は各所の補強をして行くので、とりあえず今日はここまで。


夕方時間が出来たので、家の鉄くずを置いてる所から材料を拾って来ました。
棚のパーツだと思います。

これをキャリアの土台から採寸した長さに切り、穴と折り曲げの印をします。


万力とハンマーを駆使して
ジャストフィットする角度に成型。

最初のを基準にして4個作りました。

土台と合わさる所はだけ先に
シャーシブラックで塗ってます。

乾くまで一日放置。


別の日の夕方。
作った補強を取り付けて行きます。

4つ微妙に形が違うので収まりの
いい所を選んで取り付けます。

クランプで挟んで1箇所づつ穴あけと
リベット打ちをして確実に進めます。

片方完成。
同じ要領で反対側もやります。


もう少し出来そうなので次のパーツの加工と塗装まで済ませます。
使わなくなったステーを取って置いた中から使えそうな物を探して来ました。

片方だけ長かったので切ってリベット用の穴をあけた後、シャーシブラックで塗装してます。
後 書き忘れてましたが、メッキしてあるパーツの塗装前の足付けは100番の耐水ペーパーで
艶が無くなるまで擦ってます。

--- 2023/06/06 追記 ---

結局5月のTenereに乗った回数は3回でした。 早く完成させよう。


数日放置してたL型のステーは一番前に付きます。
あったら何かと使えそうなのでフックも一緒に付けて置きました。


続いて大きめの補強を作成。 これも棚の部品だったヤツから作りました。
合わさる方の面だけ塗装します。


乾燥を待ってる間に少し手直しします。 写真だと判り辛いけど矢印の辺りが上下でずれてます。
もう1回部品を用意してピッチり合う所に付け直しました。


それでは前側の補強を付けていきます。 こんな感じで立たせたりしながらの取り付け。
これが付いたら一気にしっかりした作りになりました。


試しに取り付けてみたら左側だけ
穴半分ずれてました。

一度リベットを外して付く位置に印して
引っ張り寄せながらリベット打ち直してます。

土台の方が2箇所共 長穴になったので、
小さいリベットを追加で打ちました。

こんどはバッチリ付きます。

取り付け穴も少し余裕を持たせた方が
良さそうなので8mm → 9mmにあけ直しました。

忘れない内にカラーも8mm → 9mmにしてます。
外径12mm 内径9mmと非常に強度の無さそうな
カラーが完成しました。

これをやる数日前にベースプレートが届いたので
取り付ける準備を進めて行きます。


もう1箇所補強を入れたいけど、材料を買ってこないといけないので先に天板の方をやります。


天板は0.6mmのステンレス製なのでナッターを使うには薄すぎます。
なので補強を兼ねてアルミのチャンネルを縦に2本入れる事にしました。

目印のテープを参考に固定して使えるパンチ穴を探してリベットを3箇所打ちます。
最後に一番後ろの縁ともリベットでつないで片方完成。
思ったより簡単に片方が出来ました。 残りもう1本やります。

天板の補強は完成しました。

平行してベースプレートの取り付け位置
とか決めてたので、既にマークしてますが、
リアキャリアに全部まとめると長くなるので
ベースプレートの取り付けはコッチに書きます。

きりが良いので今回はここまで。

--- 2023/06/12 追記 ---


補強の続きやります。

まず在庫にあったL型。
左右の穴は既にあいてたので形を整え
中央の穴を追加しました。

クランプで押さえつつリベット。

天板裏の補強は前側がつながって無かったので
支える様にしました。


続いて買ってきた長さ180mmの鉄のステー。
一段下にある角パイプに付けるので、先にダンボールで型を作ってます。
型の通りに印をして曲げます。 左右の余分な所もカット。 鏡合わせのパーツを作成しました。


土台に合わさる面だけ塗装して
乾いたらリベット打ち。

これを前側の左右に付けました。

片方は綺麗に曲げれたけど
1つは微妙に合わなかったので
無理に曲げたので波打った
パーツになってます。


これが最後のパーツになります。
ENDURANCEの汎用ヘルメットホルダー (型番:EH507HANB1)
中は鍵とホルダー、ナットと皿ネジ、説明書が読めるQRコードの紙1枚。


穴の位置を失敗しない様に型紙を作り、
2箇所穴あけ。

一つはM6のナッターでネジ穴にしてます。


ホルダー裏の穴部分が外側と面一なので
ナッターの頭分リューターで削りました。

削った所をタッチアップして乾いたら組み立て。

土台との合わせ面が浮く事無く付いてます。


足りなかったボルト類も買ってます。
GIVI付属のキャップボルト(60mm)でも一応付くけど、頭分長い70mmのボルトで取り付けます。
他は天板にベースプレートを付ける為のやつです。

特におかしな所もなく組み付け完了。 テスト走行してきます。



近所を30分程走るついでに全部のパニアを付けた写真も撮ってきました。
マフラーの分 右が外に広いのが不恰好だけど仕方ないですね。

純正オプションのケースとステー買ったらマフラーの所が窪んでるから
出っ張りは押さえられるけど容量がへるので却下してます。

後、リアのウインカーは隠れて無いので、今回のステーではウインカーの追加はやりません。


塗装したら終わりと思ってたけど、テスト走行したら改善点が出てきたのでやります。

修正は2箇所。
1つ目は後ろの補強部分を斜めに切って好みの見た目に近づけます。

2つ目は補強の追加。
走行時の振動で天板が動いてキュコキュコ音が出ていたので前の部分と補強をつなげます。


天板を外したのついでにシートの取り外しが出来るか確認。
組んでる最中は何回かテストで外してますが、ガッチリ補強が入った状態で外すのは初。

メイン、タンデム共に問題なく外せます。

まずは簡単に出来る斜めカットから。

これは単純にカットしてバリ取りするだけ
10分かからず終わりました。

一応土台に乗せて見た目チェック。
これでOKです。


次に補強の連結。
手持ちのステーから使えそうなのを探して来ました。 テープの位置で切ります。
そして合わさる面だけ塗装。


塗装が乾いたらリベット打ちます。

しっかり付いたけど場所をミスって
リベットの頭がスペーサーに干渉。
スペーサー側を削って対処しました。

最後に全部をしっかり組んでチェック。
イレギュラー無く出来ました。

やっと塗装に入れます。


雨なので小さいパーツから足付けして塗装してます。
軒下でも雨が跳ねて来るから針金で吊るしながらの塗装だと上手く塗れません。 多分重ね塗り必須。
余った時間で土台の足付けもやり始めました。


また別の日。足付けが終わって、フックの所だけマスキング。
裏側の細かい所から塗って、別の日に表を塗りました。 乾燥で1日以上は放置するつもりです。


乾燥したので組んで行きます。
まず土台と天板を固定。 続いてベースプレートを乗せる為のスペーサー取り付け。 ここまで順調。

縁に見える黄色いテープはゴムシートを貼ったので乾くまでの固定です。


ベースプレートとヘルメットホルダーの取り付け。
ヘルメットホルダーの皿ネジだけ たっぷりネジロックを塗ってます。


中身空のパニアを全部付けて30分程テスト走行。
変な音とかしてないので、長距離のテスト走行をしても大丈夫でしょう。


テスト走行の翌日。接着剤が乾いたと思うので、固定のテープを剥がしました。
ゴムの縁のキラキラしたのは接着剤のはみ出したヤツ。
大きくはみ出した所だけニッパーで切って置きました。

これで一応リアキャリア完成です。
何か手直しする所が出たら、修正版として別で更新します。



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